住宅ローンは「変動か固定か」で語られます。ネットにも本にも、比較の記事があふれています。
でも我が家は、そもそも選べませんでした。
理由は、家を建てるときにまだマンションが売れていなかったからです。その状態で組めるローンは、フラット35しかありませんでした。つまり固定金利の一択。比較記事を読み込んで悩んでいた時間は、正直あまり意味がありませんでした。
この記事の結論
- マンションの売却が済んでいない状態だったので、我が家はフラット35しか組めなかった(=固定一択)
- 当時は「選ばせてもらえない」ことに納得がいかなかった
- でも金利が上がってきた今、結果的にはオーライだったと思っている
- ローンの選択肢は「何を選ぶか」より先に「どういう状態で動くか」で決まってしまうことがある
「変動か固定か」の前に、選択肢が消えていた
家づくりを始めたとき、私も一通り調べました。変動は金利が低い、でも上がるリスクがある。固定は高いけど読める。よくある比較です。
ところが実際に話を進めると、その比較の土俵に立てませんでした。マンションがまだ売れていない我が家の状態では、選べるのがフラット35だけだったからです。
正直に言えば、当時は面白くなかったです。散々調べたのに、選択肢が1つしかない。「じゃあ何のために比べたんだ」という気持ちでした。
※なぜその状態だとフラット35しか選べなかったのか、細かい審査の理屈までは私も詳しく聞いていません。ここは金融機関や状況によって変わるはずなので、断定的なことは書かないでおきます。ただ「売却前という状態が、選択肢を減らした」という事実だけは、はっきりしています。
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ローンの選択肢は「いつ動くか」で変わります
我が家は売却のタイミングで選択肢が減りました。資料や間取りプランを無料で一括請求して、早めに総額の見通しを立てておくと、資金計画から逆算して動けます。
結果的には、オーライだった
ここが面白いところで、今となっては固定にしておいてよかったと思っています。
その後、金利は上がる方向に動きました。あのとき変動を選べていたら、たぶん選んでいました。低いほうが得に見えますから。そして今ごろ、毎月の返済額が上がっていくのを見ながら胃を痛めていたはずです。
選べなかったおかげで、返済額が最初から最後まで動かない家計になりました。子どもの教育費が増えていく時期に、住居費が固定されているのは、思っていたより気持ちが楽です。
笑い話ですが、我が家の資金計画で一番うまくいった判断は、私が判断していないという。
これから建てる人へ:状態が選択肢を決める
これから家を建てる人に伝えたいのは、「変動と固定どっちがいいか」という話ではありません。
- 今どういう状態で動こうとしているかで、選べるものが変わる。買い替えなら特にそうです
- だからローンの比較より先に、自分の状態を把握するほうが早い。売却と購入のどちらを先にするかは、金利より効いてきます
- そして選べなかったとしても、それが悪い結果とは限らない。我が家がそうでした
家づくりは、思い通りにならないことのほうが多いです。土地が北側斜線で建てられないと分かった時もそうでしたし、このローンの話もそうでした。遠回りしたほうが結果が良かったことが、我が家には何度かあります。



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