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注文住宅を建てて、地味に困ったことのひとつがこれです。打ち合わせで営業さんと決めたはずのことが、現場に行ってみると伝わっていませんでした。「この前そう決めましたよね」「いや、それは聞いていないですね」。この温度差が、着工後に何度かありました。
営業さんと現場監督は、担当が別だった
家づくりを始めるまで知らなかったのですが、契約までを担当してくれるのは営業さんで、着工してからは現場監督が中心になります。会社にもよると思いますが、我が家はこの二人が別の人でした。
問題は、その二人の間の引き継ぎが、こちらが思うほど完璧ではなかったことです。営業さんとの打ち合わせで決めた細かい話が、現場監督のところまで届いていない。図面に落ちているものは伝わるのですが、口頭でお願いしていた部分ほど、すっと抜けていました。
「言った・聞いてない」はなぜ起きるのか
腹を立てる前に考えてみると、無理もない面もあります。営業さんは同時に何件も担当していて、現場監督も複数の現場を掛け持ちしています。こちらにとっては一生に一度の家でも、向こうにとっては日々動いている案件のひとつ。口頭のやり取りやメモだけだと、人が変わるところで情報が落ちます。
悪気があってのことではないと分かっていても、いざ現場で「聞いていない」と言われると、こちらは不安になります。ほかにも伝わっていない話があるんじゃないかと、疑心暗鬼になっていきました。
施主が自分でできること
途中から、こちらのやり方を変えました。伝達を相手任せにせず、施主が橋渡しを意識するだけで、ズレはかなり減りました。やってよかったのは次の三つです。
- 決めたことは、その場で書面かメールに残す。口頭で「じゃあそれで」と流さず、「今日決めたのはこれで合っていますか」と一度文字にして送っておくと、あとで根拠になります。
- 大事な変更は、営業さん経由だけで満足しない。可能なら現場監督にも直接伝わっているか確認する。同じ内容を二人に言うくらいでちょうどよかったです。
- 打ち合わせの記録をもらえるか、最初に聞いておく。議事録や打ち合わせシートを残してくれる会社なら、それが一番早い。無いなら自分でメモを送る。
それでも、家はちゃんと建った
こう書くと大げさに聞こえるかもしれませんが、致命的な失敗になったわけではありません。気づいたその場で言えば、たいていは直してくれました。完璧に情報が回る現場のほうが珍しいのだと思います。
大事なのは、伝達のミスは起きる前提で動くこと。施主が少し面倒がらずに確認するだけで、あとから「こんなはずじゃなかった」を減らせます。会社選びの段階で、営業さんと現場の連携がていねいかどうかを見ておけると、なおよかったと今は思います。
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営業さんと現場の連携は、会社によって差が大きい部分でした。だからこそ最初に何社か見比べて、伝達や対応のていねいさで選ぶと、あとで困りにくくなります。間取り・見積もり・資金計画を複数の工務店にまとめて無料で依頼できるので、回る前の比較材料づくりに向いています。
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家は、図面に書いてあることだけで建つわけではありませんでした。細かいところほど、伝わっているかを自分で確かめる。遠回りに見えて、これが一番の近道だったと思います。


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