注文住宅の頭金、我が家は「手元に残す派」だった|ボーナスを頭金に回さなかった理由

家づくり体験記

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夏のボーナスが入ると、「これを頭金に上乗せしたほうがいいのかな」と一度は考える。我が家も家づくりのとき、同じところで迷った。先に書いておくと、うちは頭金を増やすより手元に残すことを選んだ。今日は、なぜその選択にしたのかを、施主目線で正直に書いておく。

頭金を「入れすぎない」ことにした理由

頭金をたくさん入れれば、借入額が減って月々の返済もラクになる。それは分かっていた。それでも我が家が入れすぎなかったのは、家は「建てて終わり」ではないからだ。入居してからも、外構・カーテン・家具・家電、それに引っ越し費用と、まとまったお金が次々に出ていく。ここで手元が薄いと、生活が一気に苦しくなる。

もうひとつは、いざというときの安心感。子どもの進学、病気、家の急な修繕——予定していないお金は必ず出てくる。頭金に全部入れてしまうと、その現金はもう戻ってこない。だから「使えるお金を手元に残しておく」ほうが、我が家には合っていた。

頭金に入れるより、そのお金を投資に回すという考え方

手元に残す理由はもうひとつあって、これが我が家にとっては一番大きかった。住宅ローンは今、歴史的に見てもかなり低い金利で借りられる。だったら、手元のお金を頭金にしてローンを減らすより、そのお金を長期のインデックス投資に回したほうが、時間をかければ上回る可能性がある——そう考えた。低金利で借りたお金を、より期待リターンの高いところに置いておく、という発想だ。

頭金を100万円多く入れれば、その100万円分の利息は減る。でも同じ100万円を新NISAなどで長期のインデックス投資に回せば、低金利で減らせる利息より大きく育つ可能性がある。だから我が家は、頭金を抑えて、そのぶんを投資と手元資金に回した。

もちろん投資に絶対はない。短期では値下がりもあるし、金利が上がれば計算は変わる。それでも「低金利のうちは、繰り上げ返済より積立投資」が我が家の結論だった。※あくまで我が家の判断で、リスクの取り方は人それぞれです。

手元に残しておくと、こんな場面で効いた

  • 入居後の外構やカーテンなど「見落としがちな出費」に慌てず対応できた
  • 引っ越し・新生活のまとまった出費を、ローンを増やさず現金で払えた
  • 予想外の出費が来ても、生活を切り詰めずに済んだ

頭金を減らしたぶん借入は増えるが、その安心感のほうが、我が家にとっては価値が大きかった。

それでも「頭金を入れたほうがいい人」もいる

これはあくまで我が家の選択で、全員に当てはまるわけではない。次のような人は、頭金を厚めに入れる考え方も合う。

  • 手元にすでに十分な予備費があり、当面まとまった出費の予定がない人
  • 月々の返済をとにかく軽くしたい人
  • 手元にお金があると使ってしまう自覚がある人

大事なのは「みんなが入れているから」で決めないこと。自分の家計と性格に合うほうを選ぶのがいちばんだ。

頭金より先に、我が家が確認したこと

頭金の額で悩む前に、実は先にやっておいてよかったことがある。それは複数の会社から見積もりと資金計画をもらって、総額の相場を知っておくこと。総額が見えて初めて「頭金にいくら回せて、手元にいくら残せるか」が現実的に決められる。ここが曖昧なまま頭金の話をしても、数字が動いてしまう。

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まとめ

頭金は「多く入れれば正解」ではない。我が家は、月々の返済を少し重くしてでも、手元にお金を残す道を選んだ。家は建ててからもお金がかかるし、予定外の出費は必ず来る。ボーナスの使い道に迷ったら、まず総額をはっきりさせて、自分の家計に合うバランスを選んでほしい。

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